クラウドファンディングに挑戦します。

2020.12.31

方丈の海2021プロジェクト「方丈の海」では、1月1日0時より、クラウドファンディングCAMPFIREにて、コロナ禍でも感染対策を徹底して仙台と東京で上演するための資金を集めるファンディングをスタートさせます。

内容については、下記URLよりご覧ください。
https://camp-fire.jp/projects/357947/preview?token=2wn7zt1s

なんとしてもこのプロジェクトを成功させたい!そう思っています。
どうぞよろしくお願いします。

 * * *
2021年、東日本大震災から10年を迎えます。
東日本大震災の翌年、TheatreGroup”OCT/PASS”によって上演された「方丈の海」は、東北のとある小さな港町が舞台で、大震災から10年後の「今」を黙示録的に描いた鮮烈な作品です。

初演時(2012年8月~9月)「方丈の海」は、各地から観劇に来た演劇人や劇評家の方々からは「ぜひ東京や大阪でも公演を」とお声がけいただくほど、多くの反響を呼びました。しかしながら、作・演出の石川裕人が上演一か月後に急逝し、「方丈の海」は仙台以外の地で公演されることが叶いませんでした。

今回の演出は、元十月劇場のメンバーでもある渡部ギュウ(YONEZAWA GYU OFFICE)が担当し、数々の仙台演劇シーンを担うスタッフ、実力ある俳優陣が「方丈の海」を上演すべく集まり、まさにオール仙台で挑む意欲作であります。

「方丈の海」を2021年3月に再演するにあたり、仙台に加え、東京と尼崎での上演が2019年には決まっていました。
 しかし、2020年3月以降のこのコロナ禍で状況が一変したことにより、上演すべきなのか中止すべきなのか悩みに悩み、9月末まで何もできずにいました。

 それでも、この作品に込められた被災者や被災地への「祈り」と「鎮魂」、生きようとする人々が前を向いて進みだす「勇気」は、被災者にも現在のコロナ禍中の人々にも希望を与えることができる、今こそ届けるべき作品だとの考えに至りました。

 コロナウイルス感染予防の観点や予算の確保が難しいことから、大変残念ながら予定していた尼崎公演については断念しましたが、仙台公演と東京公演は上演することを決断いたしました。

 役者・スタッフの感染予防を徹底するため、また、観客にとっても安全で安心な舞台を提供するためには、稽古から小屋入り、本番、撤収までの衛生管理・消毒作業に時間も人手もこれまでの倍以上かかります。特にツアー費用は、密な車移動、大部屋で布団を並べての宿泊という安価なツアーというわけにはいきません。客席減少に伴う収入減も予想されます。

 それでも、関係者一同無事に、この作品を一人でも多くの方に届けたい!!
演劇は人々に必要な力となることを信じています!!!

大震災から10年を迎える今、コロナウイルス感染者はまだ増加傾向にあり、舞台は敬遠される空気が漂っています。しかし、感染経路や感染対策はわかってきたことも多く、感染症を正しく恐れ、稽古から本番まで徹底した感染対策を実施し、役者・スタッフはじめ、観客の皆様にも安心安全に舞台をお届けしたいのです。
 どうか、皆様の力をお貸しください。何卒よろしくお願いいたします。

方丈の海2021プロジェクト一同

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